酒と数学と(検閲により削除されました)

ブログタイトルは人生の目標です

ADHDと俺が誰かわからない話

俺誰?!?!?!?!?!

 

 

 

お久しぶりです。ぼくではないひとです。生存してました。

さて、今日は最近ぼくが考えていることをつらつらと書き並べていこうかと思います。

 

 

実は、諸事情で半年くらい心療内科にかかっています。ざっくりいうと過度なストレスが身体のほうに影響を及ぼしていて大変になっています。まぁどうでもいいですね。

そんな感じで不健康まっしぐらの人生を送っているわけですが、数か月前まで長いことかかっていた医者があんまり薬の飲み方を積極的に指導してくれずに、精神療法とは名ばかりの診察をするもんで(この辺は完全にぼくの主観だし、とくに精神療法そのものを否定する意図は全くない)この間医者を変えました。それで新しい病院での初診察の時に、ぼくの様子を見ていた医者が

 

「お前、多動じゃね?」(超要約)

 

って言い始めて、簡易テストみたいのをやったら見事ADHDの傾向ありと診断されました。ウケる。

まぁ前々から心当たりはあったんですが、まさかこんなタイミングで診断されるとは思っていなかったので少しびっくりしました。

 

ADHDという言葉になじみがない方もいらっしゃると思うので説明しておくと、ADHD(Attention-deficit hyperactivity disorder / 注意欠陥・多動性障害)とは、発達障害の一種で、その症状は大きく

・注意欠陥(ものをよく失くす、忘れ物が多いなど)

・多動性(じっとしていられない、つねにそわそわしているなど)

・衝動性(衝動的に人に暴力や暴言をぶつけてしまうなど)

の3つが挙げられます。

僕の場合、注意欠陥や多動性が主な症状っぽいです。多分。

 

 

 

 

ここから本題です。

 

どうやら現在ADHDの薬というものが存在する(すごい!)らしく、ぼく自身の希望があればいつでも処方できると言われました。調べたところ、臨床実験では8割程度の人間に効果があったらしく、十分その効果は期待できるでしょう。

いまぼくがこの症状のおかげで困っているかと問われれば、答えは「YES」です。高頻度で家の鍵も財布も見つからないし、部屋はぐちゃぐちゃだし、期限直前まで課題に手をつけられないし、困っている例は枚挙にいとまがありません。

しかし一方で、ぼくはこの症状といままで付き合ってきました。雨の日も、風の日も、高校時代に駅の待合室に学校の荷物全部忘れて家に帰っちゃった日も。

 

そして、なんならぼくはこの自分の症状を「自分の性格」みたいなものだと思って(?)生きてきました。でも、それは(非常に最悪な表現の自虐をするならば)ただの病気だったわけです。

 

仮にぼくが薬を飲んで、症状が改善されたとしましょう。ぼくが今までとはうってかわって忘れ物一つせず、部屋もすっきり片付いて、まともな「人間」として人生を歩む様を客観的に見たとき、それはぼくなんでしょうか?はたから見たらただの二重人格者のそれでは???

 

 

 

かくして、人生二十余年にして自分の大きなアイデンティティ(だと思っていたもの)を失い、途方に暮れています。俺は誰?俺が俺であることを保証するのはいったい何?

 

深夜テンションに任せて書き散らかした怪文書につき、一切の話の着地点が見つからないところでそろそろ終わりといたしましょう。最近のおはなしは以上です。

 

こんなことを書いておきながら、たぶん今度薬を処方してもらうと思います。レビューもしようと思うので、その時はどうぞよしなに・・・。